電線について考える 実際に比べてみる
電線の太さに物によって違いがあるというのは分かってもらえたと思う。
では、実際にどれくらい違うのがを実物で比較してみる。
市販で売られているバイクのハンドル用のステッチにもともと付けて
ある電線。たとえばこんなスイッチiには、。
安価で扱いやすい。これらについている電線と‥
それと「自動車用低電圧肉薄電線(AVS)」の二種類を単純に比較
してみる。
右が市販のスイッチに使われている電線。
左が自動車用低電圧肉薄電線。
明らかに使用されている導体(同線)の数が違う。よく見ると絶縁を
含む太さは、右の方が太い。見た目よりも導体の太さが細い。
実際に計測してみる。
太さがまったく違う。1本2本程度ならまあ使えるかもしれないが、自動車
やバイクのようにハーネスにまとめたりすると体積がまったく違ってくる。
実際に導体を計測してみたが、市販品の方は、間違いなく「0.3sq」の太さ
しかなかった。許容電流は、いいとこ6Aぐらいが限度だろう。
実は、市販品の中には、0.2sqまたはそれ以下の電線を使用していることが
多く、スイッチの仕様の説明にたとえ許容10Aという記載があってもそれは
スイッチ本体の許容電流であって、「電線」のこととは限らない。
このことは、スイッチ購入時に特に注意すべき点だ。
このままでは、使用に耐えられないと当方は考えたので、当方が提供する
スイッチには、自動車用低電圧肉薄電線(AVS)を使用している。
LED化することで消費電力を下げるという考えはとてもいいのだけど、LED
だからといって多数のLEDを使用してしまうと比例して電流も結局上がる。
最近のハイパワーな「LEDヘッドライト」は、「とっても明るい!!」とはい
えるが、明るさに応じて出力も上がってきている。
LEDだからといってバカにできない。
たかか電線・・されど電線
たかかLED・・されどLED
消費電力大=「低電圧」x「大電流」 となることを忘れないように。
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