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2017年12月13日 (水)

LEDの進化 ヘッドライトの進化 CSPの今後

「CSP」とは、ある一定の企業名ではない。さまざまなチップへの新しい
技術の導入であり、半導体技術の進化系である。

前回の記事 「LEDの最新技術「CSP」について学ぶ」

「CSP」製だからと言って必ずしもその製品が「優秀」とは限らない。
製品の中に取り入れた「CSP LED チップ」がどのような工程でどこで
作られ、どんなQCを経て目の前にあるのかが問題になる。

その点一流メーカー名をしっかりと「掲げた」製品はとなるとそのメーカー
のプライド・能力を問われるのだから半端なものは出荷できない。

「一流メーカー」の「CSP」となるとそれなりにかなりの「信頼」を寄せて
もいいだろう。
ただし、価格はいったいどのようになっていくのかが気になるところ。

さっそく「CSP」LEDチップ搭載のH4タイプ ヘッドライトを耐久試験のため
に2ケ月ほど前に仕入れてテストを実施してきた。
結果としては、十分に満足できるものでこれは次世代ヘッドライトとして
注目を集めていくことになると確信している。

Dscf1318

消費電力は、Hiビーム、Lowビームともに同じ25Wであり以前のものと
比較してもかなりの低消費となっている。いささか驚きだ。

バッテリー 11Vのものを用意。

Dscf1332

Lowビーム 10.7Vに電圧降下 1.2A  ということは13.2Wとなる。

Dscf1337

続いてHiビーム 同じく電圧降下するものの 1.2Aと同じ

Dscf1336

肝心の「明るさ」は、以前の3000lm(ルーメン)を大幅に超えた4000lmまで
に達している。LEDヘッドライトも4Kの時代に入ってきた。(^o^)

大きさは、「ファンレス」にも関わらずフインが大きくなっていなくてまったく
と言っていいほど従来のものと変わらない。
狭いバイクのヘッドライトケースになんなく収まるサイズになっている。

色温度は、6500K(ケルビン)のものを選んだ。ほどよく涼しい「白」だ。

Lowビーム側の発光点には、お約束の「遮光板」がついていてグレア
防いでくれる。

20171213_16_52_29

もっとも恐れている「自己発熱」も驚くほど高くならず、安定した温度
とどまる。
LEDの本体のフィンの表面温度は、約71度まで上昇するがこれ以上には
ならない。

Dscf1324

ケースやガラスの温度も高くならない。とても安定している。というよりとて
も低い

Dscf1328

Dscf1330

HIDの時代は終わってしまったのか・・

CSPの発展にアジア企業が寄与してもらいたいものだ。

コストパフォーマンス = 大量生産 = それなりの需要

これこそがCSPの辿るべき道筋なのだと思う。



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