終わらないWINDOWS XP サービスは終わるけど・・

15年近くも世界のトップシェアを誇ったOS WINDOWS XPのサービスが
いよいよ終了した。
終了したとはいえ、その機能はまだ動き続ける。半永久的に・・・

ドスパラさんのサイトで、うまいことを言っていた。
「よい風邪ぐすりを持っていても、ハダカで歩き回るようなものだ」という
今後のXPの脆弱性への警鐘。高性能なウイルスチェッカーを搭載してい
るXPマシンであっても、マイクロソフト社の支援を受けられないと危険だ
ということを意味している。

時間の経過とともに脆弱性が強くなっていくと、ユーザーのリスクは、当然
高くなる。

中古のWINDOWS 7 64bit DualCoreあたりが30,000円前後でゴロゴロ出
回っているのを見ると、鈍足なXP環境でヘキヘキしているユーザーは
とっとと乗り換えても損はないだろう。youtubeやゲームなどが高速で
動くので、なかなかの恩恵を受けられることになる。

もっとも、自分のマシンがXPかどうかも分からなければ、XPのサービス
が終わることすら知らないユーザーがたくさんいるのも事実で、果たして
どーなるのかが気になるところ。

逆に XPマシンは、「停止」すると思っている人も多いのも事実。
とんだ勘違いで、パソコンショップにとってみれば、都合のよい勘違い
といえる。

ネットにつながないユーザーも実際にはいたりするので、そんなユーザー
はわざわざ7や8.1に乗り換える必要もない。

アンドロイドの出現で、PCに頼らなくても十分にネットでお遊びができる
時代になったものだから、余計に迷うところでもある。

要するに、自分にとって必要な環境は、いったいどんな環境なのか・・・
ということが重要であって、XPがダメになるとかならないとかということが
重要なのでない。

とにかく、今後パソコンを使って何をやりたいのかを十分に考慮してみて
・パソコンは必要ない
・スマホで十分
・タブレットで十分
・XPのままで十分
・7か8.1にしなければならい
などを判断しなければならない。

もっとも、「自分が何をしたいか」が決まっていない人は、当分判断する
必要もなさそうだ。

とにかく、ひとつの時代が終わりを告げる。果たして、新しい「世界」は、
我々に「高度情報化社会」を創造してくれるのかが、最大の問題である。

もっとも、「歩きスマホ」をやり続けている人は、交通事故と通信費に気を
付けて、「情報の高度化」は、それなりの人たちに任せるといいと思う。

古代より「処理メディア」がかわるたびに「情報の高度化」が進んできた。
火の出現からのろしができた
笛や太鼓の利用など音の利用
ハトなどの動物の利用
手紙
電話の出現
通信機の出現
ファクスやテレックスの出現
コンピュータの出現
無線電話いわゆる携帯電話の出現
インターネットの出現

残念ながら今回は、OSがひとつ減っただけのことである。
スマホやiPhoneの出現もガラケーの変則版という程度に過ぎず
「情報の高度化」はないのである。

相変わらず、われわれの生活水準・生活習慣・趣味・仕事に大きな変化
はなく、道具だけを交換しても「情報は高度化」しないのである。

増えたのは、電話会社に支払う通信代と、いかがわしい迷惑メールだけ
であって、われわれの文化や知能は、変化したとは思えない。

スマホをジーーっと眺める時間があるのなら、　空を見て、星を見て、
花を見て、家族を見て、愛するものを眺めて欲しいものである。
その方が、よっぽど文化的にも精神衛生上においてもサイフの負担から
してみても有意義だと間違いなく言える。

さて、みなさんはいかがでしょうか??

とりあえずまずは、WINDOWS XP のままか、乗り換えるかを検討してみて欲
しい。