HID考 車検に通るためにどうすればよいのか
よく聞く話題として「HID」は、車検に通らない・・・という話題。
本当にそうだろうか。
私は、昨年、3年前ともにHIDで通過した。
HID H4 35W 6000ケルビンである。V-maxのヘッドライトレンズは、純正のまま。
車検時に照射する光度計は、ある一定の距離、高さにありのセンサーに照射
された「光度」を計測して良し悪しを決められる。
HIDは、とても明るいのに検査に通らなかった例として「マルチリフレクター」
がある。理由は、拡散しすぎて「センサー」を通過する光の量が足らずに光度
不足とみなされる。
V-maxの純正ヘッドライトは、レンズが小さく130Φである。逆に「光」の束が集
中していると言える。悪い言い方をすると「狭い」とも言える。
ベッドライト全体の「カンデラ」が十分でも単位面積あたりの「ルーメン」数が不
足すれば、明るいヘッドライトなのに検査にパスしない・・ということになる。
センサーに向かって、たくさんの光の束が照射されなければならない。
マルチリフレクターの多くは、180Φ~190Φありリフレクターが段々畑状態か
つ反射面積が広くとても拡散しやすい。
光量の少ないハロゲンにとってはとても役に立つ。
ところが、これにHIDをつけると必ずしも車検場の光度計に合ったものかどう
かはそのHIDのバーナーの発光部の位置や長さなどによって通過するとは限
らない。相性の問題になる。
最も「光軸」がずれていたら問題外である。重要なのは、「光軸」で
あって「明るさ」ではない。ハロゲンもHIDもそれなりに十分明るい。
まずは、
・きちんと光っているのか。
・バッテリー不足で発光が弱くなっていないか。
・レンズは、よごれていないか。
・リフレクターが汚れていないか。
・光軸は、合っているのか。
・リフレクターの影響で拡散しすぎていないか。
・予算がゆるせば、バーナーの形状が違うHIDバーナーに交換できないのか。
・奇抜な色温度のバーナーではないか。
などなど確認してみるべきである。
必ずしもHIDが悪いとか、マルチリフレクターが悪いなどと断言できるものではなく
総合的な組み合わせのバランスによるものが多いと思われる。
単に長年使用してきたレンズが「曇って」いるだけかもしれない。
「目」で見る「光」の量と、「光度計」のセンサーとでは、大きな違いがある。
決め付けずに再度確認してみよう。
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