バイクや車の電球 取り付け方/外し方 口金/ソケット ブレーキランプ ウインカー
構造を知っていそうで知らないのが、バイクや車のバルブ(電球)
の口金の構造。
なんとなく外して、付けているみたいなところがある。
球切れでもおこさない限り、電球に直接触れることは無いし、普段
興味も無い。
LED球に交換したくても、取り外し方すら分からないという人がいる
のも当然だ。
型式、大きさ、明るさ、消費電力、点灯の切り替えなどなど
けっこう奥深いものがある。
欧米の規格を中心に広まっているので、呼び名は、欧米の開発メ
ーカーが付けた名前が多く使用されているケースが多い。
V-maxに装着されている古いタイプの口金・エジソン球を例に画像
で説明してみよう。
下の画像の上側が、純正のエジソン球。これはダブル球と言
われるもの。
口金(金属部分)をみてみる。
突起したピンが左右にふたつある。しかもよく見ると左右の位置に
段差がある。これは、ダブル球(スモールもしくはポジションの点灯
とブレーキの点灯のふたつの明るさを持つ電球のこと)の証だ。
下側から見てみる。ひとつの明るさしか持たないタイプをシングル球
という。
さきほど、横から見て段違いのピンが下側から見ると180度の線上
に並んでいる。このタイプがひとつと、もうひとつこのピンの角度が
150度に傾いているものもある。(画像なし)
楕円の銀色の接点は、ポジションとブレーキのそれぞれの接点。
購入の際の最大のポイントと言える。
ここまで整理すると。
①ダブル と シングル のタイプがある。
②ダブルの場合は、口金のピンに段差がある。
③下から見たときに、180度と150度の並びの差がある。
④ダブルの場合は、底の接点はふたつある。
次に受け側のソケット(メス)を見てみる。普段は、テールランプの中や
ウインカーの中に埋まっていてなかなか目にすることが無い。
これは、ダブル球のソケット。よくみると逆L字のミゾが切ってある。
もっとよく見ると、手前のミゾよりも奥のミゾの方が位置が高い。
これは、さきほどのダブル球の段違いのピンの位置にあわせてある
からだ。この位置に合わせて電球を差し込まないと入らない。
シングル球には、この段差が無い。ひとつしか点灯しないからだ。
ということは、シングル球は、ミゾのどちらにあわせても差込が出来る。
ダブル球の、差し込み方としては、
そして、右に少し回す。
力を抜くと、バネの力で、固定される。
逆に外す時は、やはり少し押し込んで、
今度は、左に回す。
力を抜くと、簡単に引き抜ける。
続きを整理すると、
⑤ソケットには見えないバネがあって電球を押し込むことになる。
⑥ミゾにあわせ押し込んだら回して力を抜くと固定される。
⑦ダブルとシングルにはミゾの切り方に違いがあって、それぞれ
でないと合わない。
⑧ワット数(出力/消費電力)がある。
例 21W/25W の場合 ポジション時21W ブレーキ時25W
⑨カラー(色)に注意!! ホワイト オレンジ レッド など。
V-maxの純正に限らず、バイク用のバルブのほとんどがこの形状に
なっている。ミニウインカーやルーカステールランプなども同じ。
サイズ・寸法(ガラスと口金)にあとは注意して購入するといい。
LEDバルブ装着時の最大の注意点は、LEDそのものを押し込まない
ということ。LEDの固定部が破損する例が多発している。
今までに、一度もウインカーやテールランプを開けたことがない人も
安心してドライバーで開けて見ましょう。新しい世界が見えてくるかも!
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