回想録 副作用の続き
さまざまな薬のおかげで、よく知られる「白血球」の数が激減する。こいつが減るとバイキンと闘う能力が低下し、病気になりやすくなる。俗に免疫力が低下し感染症を引き起こしやすいなどという。要するによくないのである。昨日、白血球増加の為の皮下注射を打った。そしたらどうなるかというと、もともと白血球は、背骨を中心とした「骨」の中で生産される。増加促進する為の注射を打たれた私の体は、慌ててどんどん生産を始める。通常の何倍もの量の白血球を作り出す。骨の中がぎしぎしになる。体がついて行けないのである。背骨が痛み始めるのだ。これがけっこう辛い。劇的に白血球は増えてとても体には良いのであるが、やはり副作用は避けられないのが、「医薬品」の辛いところだ。
「グラン製剤フィルグラスチム」という薬である。副作用に耐えなければならない。ベッドの上でジッとひざを抱えて無心に耐えるのである。午後は、抗がん剤を投与始める。明日はいよいよ「幹細胞」を摘出することになるだろう。移植の準備が進められていく。当分の間記事を書き込めなくなるかもしれません。
追記 「栄養士」さんがまたきた。どうも勘違いしているみたい。「食べられない」原因は俺の病気や副作用のせいであって、病院食がまずいということに「気づいていない」みたい。要するにおれが悪いらしい。出す前に味見をしていない「栄養士」にそう言われた。
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コメント
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記事が書き込めなくなるのはさみしいですが、それが篠栗さんの元気になる近道ならしょうがないですね(泣)
今月末~来月初に福岡に行く機会ができそうです。
これまでの仕事で行くのは最後のチャンスになりそうです。
その時は無菌室の入り口まで行き、差し入れを看護婦さんに託します....
その後の福岡遠征は自腹でいくか、新しい福岡での仕事をみつけるかです。
なんとか、新しい福岡での仕事を見つけたいもんです。
なんかありませんか~(笑)
投稿: おさやん | 2007年1月25日 (木) 01時52分
私も白血球を増やす注射を日曜から打ってて、昨日あたりから骨が痛いです。幸いひどくはないので散歩する気力くらいはあるのですが、ひどい時は耐えるしかないですね。前クールの時がそうでした。痛いけど、白血球増えろ〜と念じながら寝転んでテレビみてましたね。
移植の準備、大変と思いますが、辛いことがあればあとで楽しいことが待ってますから、頑張りましょう!
病院食、おいしくないから、って伝えちゃっていいんじゃないですか?食欲はあるので自分で買ってきて食べてます、とか。栄養士さんにいいにくかったら看護師さんでも。おいしくないのは仕方のないことではないですからね。
投稿: fan | 2007年1月24日 (水) 11時29分